1.《ネタバレ》 とりあえず大奥っぽいところで、お世継ぎを誰が産むか争奪戦が行われている。ここでは、当時26歳の松尾嘉代が何とも麗しい。ただし、喋ってしまうと、声や節回しは後の嘉代さんそのものなのですけど(笑)。で、このお世継ぎ話に、狂四郎が見事に絡んでいません。そのうちどこかで筋がクロスして、と予想していたら、何と最後の方までそのまんまでした。そこで強引に隠れキリシタンがどうのこうのというのを入れ込んでいますが、無理矢理つなげるために入れたのが丸わかりで、過去作での宗教絡みエピソードほどのインパクトはありません。江原真二郎の顔をぎりぎりまで隠しているのもわざとなんでしょうけど、あまり効果はないですね。大体、偽狂四郎という手法自体、過去作にもありましたし。