2.《ネタバレ》 ジェイン・オースティンの作品と登場人物がシンクロしていたり、読書会が進むごとにそれぞれの恋が展開したり、最後はらしくハッピーエンドだったりと、結構飽きずに楽しめました。が、何かインパクトというか、見終わった後に残るものがなかったです。余韻もなかった。演者はいいとは思うんですけどね。プルーディーの40年代?20年代?(だっけ)シャネル風のカチッとした衣装から最後はゆるめの服に変わるように、衣装で各々のキャラクターを語るのもよかったんですけど。音楽も、Snow Patrol, Feist, Aimee Mannと、曲は佳いのに使われ方が凡庸で、些か食傷気味。曲ではなく折角の読書会なので、そこはオースティン作品の台詞なり文章なりを盛り込んで、場面や登場人物の機微を描写して欲しかったかなと。物足りなさが残りました。