1.《ネタバレ》 『超小規模(内容的にも製作費的にも)なバッドボーイズ』と『エディ・マーフィーみたいな魅力的なキャラのいない48時間』と『気難しい話が無いラストボーイスカウト』を10で割ったような内容。
『囮に使った容疑者を殺されてしまい停職処分を食らったブルース・ウィリスと相棒が、金策目的でレアカードを売ろうとしたら運悪く強盗に奪われ、しかも更に運悪くそのカードが野球好きの麻薬の売人に奪われ、返す代わりに彼らが捜しているアルモノを探しすことに・・・・・』と、まぁ冒頭部分だけ書いたが脚本にこだわろうとする気は一切無し。
じゃあド派手なアクションやポップでファンキーな掛け合いがあると言えばそれも無い。
捜査手順や話の展開も超強引かつご都合主義な上、どれも目新しさどころかカビすら生えてそうなものばかり。
結構見ているが、個人的にはブルース・ウィリス主演作の中ではかなり下位に入る作品。
だがダメダメな割にテンポ自体はそこまで悪くなく、いつもワン・マン・ヒーローなウィリスが相棒(しかも刑事)をつれているというのが結構珍しいので、『暇を持て余しているウィリスファン』が見る分には・・・・ギリギリでイけると思う。
また、私の場合は『DVDは吹き替え』派なので、内田さん(野沢さん以外で聞くのはアルマゲドン以来でしたが、メチャメチャ上手ですし違和感はありませんでした)と高木さんの掛け合いが見れたという点も若干加点しています。
ただ上のポイントに一切引っかからない方にとっては『アクションの無いアメリカ&劣化版あぶない刑事』なので見ない方が良いでしょう。