1.《ネタバレ》 ウェス・クレイブン監督の『壁の中に誰かがいる』を彷彿とさせる。「外から誰かが見ている系」(そんなジャンルあるんか?あ、でも『サイコ』とか『硝子の塔』とかいっぱいある。意外と多いサブジャンル?)です。『壁の中~』が比較的コメディタッチだったのに対して、こちらは終止真面目に加えて、ブルックリンブリッジの景観(本当に美しい)とともに拡張高く鑑賞できました。ただ、脚本が浅はかのように、中盤のどんでん返しは本当に「返しました!」って感じでひねりがなく、ひねったプロットとは言えないかなと。壁の中から、例えば鏡の裏とかから襲ってくるシーンは、工夫されてると思ったけど、最後の肉弾戦がちょっと。釘うち器が武器って、散々スプラッターで使われてるから、あまり意外性を感じなかった。雰囲気はいいので、もっとすてきなアイディアを散りばめて、B級映画の佳作を狙ってほしかった。