1.《ネタバレ》 実際の事件に取材したこの映画がきっかけで法が出来たわけですが、まあ、韓国らしいというかなんというか。映画では被告は三人で全員執行猶予付きですが、実際は六人で二人、実刑執行猶予二人、不起訴二人です。鉄道で子供や教師が轢かれて死ぬのは演出です。デモで遺影を持っていたのも演出だそうです。
トガニ法なるものも2011年にできたようですが、その年に警察が2007年の事件を再捜査して適用した可能性もあり、それならば禁断の遡及法になります。韓国は得意ですね。
子供に対する暴行の描写はリアルでそこまで必要なのか疑問です。観客の嫌悪感を引き出すための演出だったと思いますが、子役とはいえ撮影される子供たちの事を思うと納得できません。はっきり言って児童ポルノと変わらない映像です。いや、暴力シーンだからもっと悪いか。
疑念ですが、双子の室長が全く手話ができないというのもどうでしょう。聾学校の職員たるものが全く手話を理解しないなんて余りに不自然じゃありませんか。
まあ、しかしながら、実話を元に作成されているのですから実話じゃないところがあったとしても別に非難するには当たりません。しかしながら、実話通りだと思い込んでこの映画を見るのは間違いで、そこちょっと指摘してみました。