1.《ネタバレ》 ドストエフスキー原作(未読)ということで期待したのですが、すいません私には意味不明でした。年齢差のある夫婦が倦怠期を迎え、なんとなく関係が冷めきってヨメが自殺する、その顛末を淡々と追っているだけという感じ。だいたいかの文豪の作品にしては、主人公(ダンナ)がスマートすぎるんじゃないかと。ヨメが「スカ引いた!」と思うほど下劣で嫌らしいダンナだったとしたら、もう少し同情なり共感なりできたと思うのですが。まあドミニク・サンダのクールビューティな感じをずっと拝めたことが、収穫といえば収穫でしょう。