1.《ネタバレ》 「スノー・ロワイヤル」に続き、また雪まみれの映画を観ました。
とにかくキャストにスタッフ、そして舞台は北欧ノルウェーでサスペンス。
原作はシリーズ物らしいし、否が応でも期待は高まる。しかし・・・
う~~ん、非常に残念過ぎる映画でした。素晴らしいのはノルウェーの雪景色です。
ひとことでいうと中途半端の極みといいますか、とにかく時系列、キャラ設定、人間関係、事件の背景、犯人の存在と動機・・・何もかもにぶつ切り感があって、どう繋げればいいのか、どう納得しとけばいいのか観てるこっちが困るという具合なんですよ。
結局レベッカ・ファーガソンはどうなったのよ、彼女は執念の捜査をしてたんだからラストになんかあってもいいのでは?
そしてJ・K・シモンズなんですが何のためにいるのかわかんないくらいです。主人公アル中刑事のファスベンダーの元妻役シャルロット・ゲンズブールが被害者女性よりも何よりもいちばんうざったい女と感じてしまうんですよね。
俳優たちは素晴らしいんですよ、個性的で旬な俳優を一度に観られるとこはいいんです。けれどヴァル・キルマーにだけはショックを禁じ得ない。そのかわり思いがけずジェームズ・ダーシーが!!
彼はTVシリーズの「ポワロ」「ミス・マープル」でわりとクセのある役どころで出てまして、非常にセクシーでずっと密かに注目しているのです。恐るべし英国俳優「アナザー・カントリー」から美形が途切れない。