1.《ネタバレ》 この作品を初めて観たのは真っ昼間の地上波TV放送。前日の深夜に何度かCMが流れていたので「なんのアニメだろう」と興味を持ったのが始まり。パッと見は「エヴァ」か「ラーゼフォン」のパクリの様な印象です。が、正直、デッサン狂いが目立つキャラクターにあまりのテンポの悪さと暗さで「こんなアニメが放送されるのは、よっぽどな事が裏にあるのだろう」と穿っていた。
忘れた頃に○HKのデ○スタにこの作品が紹介され、その時始めて1人の人物が音響以外すべて(声優まで)を1人でこなしたフルデジタルアニメーションなのだと知り、驚愕したのを憶えています。
改めて観てもやっぱり、イマイチな作品ではありますが、妙な余韻が残る不思議な作品。SFアニメですが、詩的な印象もファンタジーの要素も持ち合わせていると思います。
「宇宙と地上にひきさかれる恋人みたいだね」と「思いが時間や距離を超える事だってあるかも知れない」と言う二つセリフが何とも対照的で耳に残る。何やら、続編があるとか..
会社勤めのかたわら、20分程度とは云え1人で製作したと言う、クリエイター魂を見せてくれた事に敬服して3点献上。後は背景の美しさ、挿入歌に0.5点ずつ。