9.原作を読んでから観たので、どうしても食い足りなさが残る。原作では一番大きなテーマだった香取雅子の孤独と絶望と解放が女同士の友情にすり替わっていて、それはないだろうという気分。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-01-18 02:30:19) |
8.これってドラマが最初なのか。ドラマで見たら面白いかもしれないな。映画としてはアメリカンニューシネマそのままでいまいち未完成な感じ。ラストの力強さはよい。 【ぷりんぐるしゅ】さん [地上波(字幕)] 4点(2006-03-21 03:17:22) |
7.狂気をエンタテイメントに出来ない日本映画の限界を感じる。 【k】さん 4点(2004-09-21 12:18:11) |
6.わかる。わかるよ。倍賞美津子の演技力がすごいのは。でも、原作のヨシエはああじゃないし、映画化でヨシエがああなっちゃいけないよ。確かに10円貯金には泣いたけど、ダメなのダメダメ。ヨシエは太った中年のおばさんで、老人介護に疲れてなくちゃだめなのよ。ばあさん死んで、悲しんじゃダメ。あそこでニヤと笑わなくちゃダメ。 原作は、中年女の生活感あるれる狂気を描いている。ほんの少し踏み出すだけで届く非日常の狂気。それがおそろしいわけよ。老人介護に疲れ、大家に出て行けと言われ、借金を理由に死体の解体をする。それをユーモラスに演じられる賠償美津子はすばらしいが、彼女はかっこよすぎて、とても生活感がないわけよ。彼女の中にすみつく「悪人魂」を描いてほしかった。善人から悪人へと、生活の疲れが後押しするのを。 原作とは別物と考えるのは、原作好きだから、残念だ。ヨシエ以外の三人は良かっただけにね。 【しょりちゃん】さん 4点(2004-08-30 12:47:50) |
5.テンポが悪い。感情移入もできなかったです。原田美枝子さんは、きれいでした。が、最後に息子に別れの言葉をかけたのに、その返事はなく、家族ってそんなものなのか……と感じました。救いようがない。これが現代の問題ですか……? 【もちもちば】さん 4点(2004-04-20 00:26:09) |
4.おばさん四人でやるより倍賞美津子単独でやってほしかった。十分具沢山。 【モチキチ】さん 4点(2004-04-16 21:33:01) |
3.《ネタバレ》 死体バラバラにするあたりまではなかなか楽しいものの… だんだんまったり、後半の旅あたりから面白くなくなり 終わり方はなんだこりゃ?って感じ。 確かにカンペーはないわな~。 【ふくちゃん】さん 4点(2004-03-17 11:48:52) |
2.邦画のわりにマシな映画でしたが、登場人物にかなりイラつきました。女優さんたちはよかったです。でも夫殺しておいて、人に押し付ける無神経さなどなど、登場人物にはかなりイライラさせられましたね。確かに家庭内暴力など同情する部分は多々あるのですが…女はコワイってことがわかる映画でもあります。この手の映画は好き嫌い分かれますね。私はこの筋が嫌いな方です。人形であったとしても包丁でバラバラにするシーンは、たちが悪いです。 【mya】さん 4点(2004-02-20 13:54:51) |
1.原作とはだいぶ視点が違う作品だった。全体に妙に内容が軽い。夫を殺した弥生の、「雅子さん、どうにかしてください~」の軽さや自分勝手なキャラは、原作以上で良かったが、そのぶん、雅子が死体をバラバラにする行為へ駆り立てた感情が、あまりよくわからないものになった。少なくとも、原作に見られた、雅子の現実への怒り・苛立ちは、この映画では感じない。介護にしばられたヨシエ役の倍賞美津子が、とても素晴らしい演技を見せていたが、そのキャラクターを生かせていない。原作の高校生の娘を削ってしまったので、介護問題の提起や、彼女の閉塞感が無くなってしまったのも惜しい。間寛平の佐竹はほんとに大コケ。香川照之が佐竹を演じて、十文字はもっと軽そうなイメージにしても良かったかもしれない。後半の原作と違う部分、あんまり納得できないストーリーになっていて、すっきりしない。 |