10.《ネタバレ》 ラストは別にあれでもいいと思うが、ロビン・ライトがなぜかえらく演技下手だし、ショーン・ペンも変な方向に暴走気味で、作品の本来あるべき世界があるとはまったく思えなかった。それと、このストーリーならば、入院前まではどう考えても前置きであって、主たるドラマは再会後にあるはずだが、前置きの部分だけで半分近くを占めているのも明らかな比重ミスだと思う。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-11-04 23:40:18) |
9.《ネタバレ》 恋人のためなら触るもの皆傷つける痛々しいまでの愛情を描く映画かと思いきや、中盤辺りからどんどん雑になっていき、最終的にドタバタコメディで締めくくるという闇鍋状態の映画でした。前半はすごく面白かったんですよ。乱暴者のショーン・ペンが彼女に注ぐ愛情がよく描かれており、そんな大事な彼女がレイプされたなんて知れば、相手の男に対して何をするかわからない緊張感や危なっかしさもよく出ています。しかし短い尺のためか説明不足が多く、中盤以降は唐突な展開が何度も起こって話が怪しくなってきます。ショーン・ペンが逮捕される展開など、事前に彼の精神に異常のある描写がなく、ヤンチャのすぎるお兄ちゃんという印象しかないため、突如異常行動をはじめる展開にかなりの違和感。また彼の退院時。長い治療によって「カッコーの巣の上で」状態となっていたショーン・ペン。失われた時間の重みを感じさせる壮絶な場面なのですが、その後トラボルタ家に行く頃には、映画的な理由付けもないまま10年前と特に変わらない元の彼に戻ってしまいます。なんで?またトラボルタ家の描写も非常に浅く、クライマックスの決断と対比されるものが家族愛であることを考えると、その描写が薄いというのは映画としてのバランスがよろしくありません。前半が丁寧だった一方で、本来話のメインであるはずの後半パートが杜撰なのは残念です。とはいえこの映画の着地点は非常にユニークで私は嫌いではありません。クライマックス、ショーン・ペンがトラボルタに「彼女は俺のこともあんたのことも愛してないんだ!」と叫びますが、あれがこの映画の言いたかったことでしょう。女性というのは恋に恋してるだけで、別に男性に対して愛情を持ってるわけじゃないんだよと。しかし男は、女性から愛されようと必死になってしまう。そんな女性の身勝手さと、女性に右往左往させられる男のどうしようもなさがこの映画の主題ではないでしょうか。ベタベタなタイトルも、女性に対する男たちの気恥ずかしいまでの思いと健気さを表したものだと思います。話のキーとなるロビン・ライト・ペンの心情を後半においては一切描かなかったのも、これは女性に振り回され、それでも愛されたいと頑張る男目線のラブストーリーなので、意図的に彼女の心情は描かなかったのでしょう。そんなわけで、目の付け処は悪くないのにそれを活かしきれなかった本当に残念な映画でした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-06-08 04:26:31) (良:1票) |
8.現夫と子供を捨てて精神病院上がりの元恋人にのこのことついていく気持ちがよく分からない。。逆に見てるほうはジョン・トラヴォルタの気持ちの方を理解しちゃうのかなぁって思っちゃいます。この頃の彼はキレキャラで頑張ってた頃ですが、それが一瞬しか見れなかったし、あっさりと引き下がってるんで、なぁ~んかなぁ~~、ちょっと足りない。10年間一度も会わなかった男に対する愛って、、どうなんでしょうね。 |
7.あ、なんか私の言いたい事は、もうみなさまご指摘の通りでございます。なんだか、イヤなモン見ちゃったなぁ、って映画でした。ショーン・ペンのところはじっくり描いていて、トラボルタのところは、関係がおかしくなった部分しか描いてない、そういうアンフェアな状態で、この結末を納得しろと言われてもねぇ。私にとっては、バカはみんなに迷惑をかける、という事しか伝わってこないのでした。愛すべきおバカ、じゃないですよね、このショーン・ペンは。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-04-09 23:15:34) |
6.これに限らず夫婦、恋人同士役を実生活でもその関係にある俳優が演じるというのはあまり好きじゃないです。これはタイトルの可愛らしさとは正反対、苦しくて痛かったわね。まあ、ショーン・ペンが出ていると知った時点で重い内容であることは想像できますわな。私は人間生きているだけで、まわりのだれかを知らず知らず傷つけたり、迷惑かけたりしているものだと思っているし、こと恋愛感情はだれにも止められない。それを考慮しても、ハタ迷惑な二人だなあと思いながら見終わりました。愛を貫くということはまわりのことなど気にしてたらダメだということでしょうか。まちがいなく自分で生んで、育てたにも関わらず、彼女には母性というものが芽生えなかったのでしょうね、私からすれば、これはなんらかの精神障害を患っていると考えますデス。なんかすごい世界を見させてもらったという感じだけど、こんな愛情は濃すぎて息苦しくて耐えられないし、長続きするとは思えない。私の場合、破滅型の愛は空想の中だけに留めたい。これをジョン・カサヴェテスが監督していたらどうなったんだろうと、考えずにはいられない。もっと乾いた雰囲気で、もっと大人を感じさせてくれたはずだ。内容に負けていない暗く憂鬱な顔をした俳優たちの中で、ラスト突然登場した底抜けに明るく緩んだトラヴォルタのお顔を見て、ホっとひと息つけました。 【envy】さん 4点(2004-09-28 08:55:45) |
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5.ちょっと期待して見たけど、かなり微妙な作品だった。前半と後半で映画のイメージがさっぱり変わってしまってちょっと戸惑った。でもショーン・ペンは愛すべき変人という感じで良かった。それに比べてロビンの魅力を全然引き出せてない。タイトルが浮いちゃってるよ。好きだから家族も捨てられるっていう、一見というか普通絶対無いことをやっちゃってる。お互いの好き度が尋常じゃないんだろうね。最後の辺、トラボルタが暴走するけど、それを止めるとこをおもしろおかしく撮ってるとこがちょびっと笑えた。 【ヒョー$】さん 4点(2003-09-23 18:14:08) |
4.他のレビューワーさんたちもご指摘の通り、日本人の感覚じゃとてもついていけない主人公たちの独善的な「愛のかたち」を、これぞ純愛!と高らかに謳いあげるあたりは、まあガマンしよう。ショーン・ペンと実生活でも奥さんのロビン・ライト・ペン以下、役者もいい。けれど、完全にナルシスティックなニック・カサベテスの演出の暑苦しさだけは、ちょっとガマンできない。この御仁、偉大なオヤジにあった”対象に密着しつつも失われないその人物への批評的意識”をまるっきり理解していないようにみえる。残念だけど、ペケ。 【やましんの巻】さん 4点(2003-08-25 18:03:32) (良:1票) |
3.何と言うか、あっけなく終了してしまった映画で、納得できません。女心てあんな感じなのかな?自分たちの子供もトラボルタにまかせっきりして自分らだけで自由の身?ショーン・ペンも役柄上、精神異常者だけど、彼女の方もいい加減じゃないかな? 【四次元大介】さん 4点(2003-06-16 11:32:26) |
2.まあ恋人とか愛とかの倫理観はああいうのもあるということで置いといて、いまいち盛り上がりに欠ける映画という印象があります。キャスティングを生かしきれてないともいえそう。 【恥部@研】さん 4点(2002-12-17 15:30:46) |
1.こんなロビン・ライト・ペンは見たくなかった。俺の中では彼女はいつまでも「フォレスト・ガンプ」のジェニーでいて欲しかった。旦那もイヤな奴で出てます。 【あまぬま】さん 4点(2000-10-16 21:44:30) |