パルムの僧院のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パルムの僧院

[パルムノソウイン]
LA CHATREUSE DE PARME
1947年上映時間:173分
平均点:6.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2004-02-26)【パキちゃん】さん
タイトル情報更新(2024-08-27)【にじばぶ】さん
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監督クリスチャン=ジャック
キャストジェラール・フィリップ(男優)ファブリース
マリア・カザレス(女優)サン・セベリナ公爵夫人
ルネ・フォール(女優)クレリア
チュリオ・カルミナチ(男優)モスカ伯爵(首相)
ルイ・サルー(男優)エルネスト四世
原作スタンダール
音楽レンツォ・ロッセリーニ〔音楽〕
撮影ニコラ・エイエ
製作新外映配給
あらすじ
若き侯爵ファブリス(ジェラール・フィリップ)がパルムへ帰国する。伯母のサン・セベリナ公爵夫人(マリア・カザレス)は、男性として彼を愛するようになるが、ファブリスは女優と関係を持ち、彼女の夫を刺殺して投獄されてしまう。典獄の娘クレリアと恋に落ちるファブリス。公爵夫人の脱獄幇助計画が進むなか、パルムでは、自由主義者たちが革命を画策していた。スタンダールの有名小説を映画化。
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1.レビュー1本目が低評価で申し訳ないんですが・・・ファブリス(ジェラール・フィリップ)という青年は、どうも道徳観に問題があるようです。そこが大きくひっかかりました。まずいろんな女性に手を出す。愛人の夫と決闘して「彼女とは遊びだったのだ!」と嘲笑する。今度は旅女優と恋に落ちて、彼女の夫を刺殺してしまう。彼はこれが原因で投獄されてしまいます。殺人は故意ではなかったのですが、周囲の政治的な画策から、幽閉期間は20年に伸びることに。このあと典獄の娘クレリアが登場し、彼女と恋仲になります。作品的には二人の恋愛がメインで、どうやら公式には、彼女への想いが「真実の愛」になっているらしい。果たして本当にそう言えるのでしょうか。問題は、ファブリスが殺人を悔いている様子が全くないことです。彼は決して無実ではありません。殺意はなかったとはいえ殺人は殺人、それも元は自分の好色が蒔いた種。しかるに監獄の中でまた恋に落ち、娘に色目を使うということは、要するにちっとも反省してないのです。こういう展開だと、女優への恋、クレリアへの恋、表面上に違いが見えないのですね。もしクレリアと恋に落ちる前に、自分の軽率さと罪を悔いているシーンがあれば、彼は一人前の人間として生まれ変わった、そう観客は判断できるでしょう。ところが実際は逆で、クレリアへの愛は真実どころか、彼のために身を引こうとした彼女に対し、別の男と結婚するといって非難する。みんなが脱獄の協力をしているのに、彼女といたいから出たくないと駄々をこねる。結局ファブリスは自分勝手に生きているだけで、彼を愛する周囲の人間だけが、彼を助けるためにドタバタしているのです。ジェラール・フィリップ、そんな役目でいいのでしょうか。確かに色男なんですけど。
円盤人さん 4点(2004-10-18 00:35:14)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4120.00%
5120.00%
600.00%
7360.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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