4.《ネタバレ》 これは・・合いませんでした。
次々と用意されるネタがいつ出されるかのみの興味で、
しかもそのネタを出すシーンがかなり予測できます。
ヒッチ・コックの映画は次の展開がわかりやすく、
最悪最初からエンディングが読めてしまうのです。
今の作品に出尽くされたネタなのかもしれませんが、
テンポが遅いのと緩急がないのとさらに、
私が氏の作品のコメディが全く笑えないところがネック。
紙芝居のように次のネタが丁寧に用意され、
先の先まで読めてしまうのでサスペンスの妙が少ない。
最後で意外な結末となってもそこまでだらだらと見ているので、
あまりびっくりはしないのです。
そして映画のお約束が守られすぎている。
最初と最後は繋がっている。
だいたい犯人は最初に主役の近くに出てくる等・・
シャーリー・マクレーンはかわいかったのですが・・
あと叙情的な景色も悪くはない。
しかし同じようなブラックサスペンスでしたら、
違う解釈の、死体は動かさずの「ロープ」のほうが面白い。
死体が動く面白さは「第三の男」のほうが格段にいい。
もしこの二作を未見でしたらぜひお勧めします。