1.《ネタバレ》 事故を予知して、その事故から逃れた被害者達が次々と謎の死を遂げていく
主人公はその運命に逆らい、生存の道を探る。おおまかな流れは良かったが
細かい点で脚本が甘い、特に死のルールや予知の定義など物語の根幹部分が曖昧で
製作者がわのご都合主義が目立った。
謎の死の原因を死神と言っていたが、その正体もあやふや。
死神の正体は「偶然」という事象に徹底していたなら良かったのだが、かってにパイプが
抜けるなど、あきらかに物理的なエネルギーを持たせてしまったのはよくない
なんでも有りになってしまって醒める。
とは言え良かった点もある、事故の原因になるような刃物などを見せておいて、
これが刺さって死ぬのかな?などと予想させておいて、実は刃物は関係ない
とかいう予想と期待と裏切りが、いいバランスだった。あれが、どんどん死んでいく
だけでは客のスペースがなくて、もっとつまらない映画になっていただろう