1.連続殺人鬼・サムの息子が徘徊していた1977年のブルックリンを舞台とした、イタリア系チンピラ達の群像劇。原則的にはプライベートに色々と問題を抱えた軽薄な男の苦悩と、夏の暑さとマスコミに煽られていく群集心理をテーマにしてるんだとは思う。しかし、余りにもストーリーの焦点が定まっていないので、「馬鹿に暇を与えるとロクなことにならない」という教訓話でしかなくなってる。また、スパイク・リーの悪い癖である無駄に長い上映時間もマイナス。サイコ・スリラー風のサムの登場シーンなんかカットすべき。そうすれば話も上映時間もグッと引き締まった筈です、4点献上。