2.《ネタバレ》 え、これ何年に作られた映画??2007年?
それってマジですか…と驚くほど、よくまぁいまどきこんな脚本を映画化しましたね…と悪い意味で感嘆する映画。
んー1970年代ならありだったと思うんですよね。
しかし1980年代ですら「もう一ひねり」と思ったと思うんです、この脚本。それを2007年に作られてもね、っていう。
ポジティブに解釈してあげれば、「2000年代なのに古典的王道なホラーを」とでも思ったのかもしれませんが、それならシナリオはもっと緻密でなくてはいけません。王道は緻密に計算づくでがっちり作るから面白いのです。
なのにこれ脚本は穴だらけ、無駄だらけ。
たとえば通報を受けて警官がパトロールに行ったにも関わらずそれが連絡もなく帰ってこなければ明らかに事件。
即警察が動きますよね?っていう…誰でも疑問に思うだろうところなんかは、これツッコミ待ちなんでしょうかね…
なぜ翌朝になっても誰もこない??
どこもかしこもそんな穴だらけのしょーもないシナリオを映画化して、その上なんのひねりもないとなると、これはもうどうにもなりません。
とりあえず映画を観ていて緊迫感だけはあるんですよね
それは「きっとこれは何か予想外の事が起きるに違いない」と漠然と予想しながら観てるからこそなんですが、しかし映画を最後まで観ても予想外の展開なんかなく…というか予想外以下だったりするわけです。
終わり方も…なんなのこのだらっとした終わり方は…っていう非常に残念なしろもの。
よくこれ「2」が作られたよな…と逆に感心しちゃう残念な映画です。