1.島の豊富な鉱物資源を搾取したい企業から派遣された主人公が島民との交渉・衝突の中で次第に心境を変え、島民を守る決意を固めるというシナリオです。
ドルフ・ラングレンの肉体美とアクションシーンが目玉とされ、シリアスなドラマ性をアピールしています。
しかしながら、戦闘シーンはまるで遊び感覚のサバイバルゲームのような低レベルな印象を受けます。
緊迫感に欠けるため、シリアスなドラマとしての重みが半減し、観客はむしろ気が緩んでしまうという難点があります。
ドラマ部分で人との交流や心の葛藤を描こうとする試みはあるものの、戦闘シーンのインパクト不足が全体のバランスを崩してしまっています。
そのようなことが気になる方にはおすすめしません。
ドルフ・ラングレンのファンや、90年代のB級アクション映画特有の雰囲気を楽しみたい方や、コミカルな要素が混ざったアクションシーンや、独特の世界観に興味がある方。
重すぎないエンターテインメントとして、軽い気持ちで鑑賞を楽しみたいにはお勧めします。