1.《ネタバレ》 これは夢の共演です!沈黙のゾンビ討伐作戦!ゾンビVSセガール!この夢のような映画を知って僕は早速DVDを購入してしまった。・・・・
しかし内容はというとバイオハザードのパクリの失敗といった感じ。
セガールはハンターですがかなり偉そうで大きな顔してます。
「頼りがいがある」ではなく「偉そう」です。この両者の違いは、彼等の方向性ややってることに観客である自分が賛同できるかどうかで決まってくるのかもしれません。
・・セガールがひたすらゾンビを切り倒してゆく日本刀討伐アクションだと思ったら失敗します。
今回のセガールは態度がでかいので動きも遅く感じます。
アクションを徹底させるならストーリーも他の登場人物も取り払ってしまえばよかったのでは。
ゾンビハンターの視点をメインに描けなかったのでしょうか?
それにセガールのアクションはとくにカッコ良くないし、正直やる気も感じませんでした。
それはセガールの責任ではなく、製作者やこの映画の方向性のためかもしれません。
セガールの心の声「はぁ、、、ガキっぽい仕事。なんで俺がやってんだ」かもしれません。
まあそこら辺は僕の妄想ですが。
正義のセガールが怒るかもしれませんが、もっとアクションは早送りとか、血しぶきのCGとかで誤魔化せなかったのでしょうか?
アクションだけカッコ良ければ成功の映画ですが、それが出来ていません。
登場人物の魅力の無さ、セガールがリーダーを務める部隊の魅力の無さ、ゾンビ映画としての魅力のなさがあります。
多くの場面が暗い建物内や病院内を舞台としているために、状況がつかみづらく、どの場面もこれと言って状況が生きてきません。
死体が沢山吊るされている部屋だけです。
ゾンビはゾンビで言語能力や戦略的な知能がみられるし、身体能力も抜群ですが、
24週後など・・・の近代ゾンビたちにくらべると、「ゾンビの迫力」とか、「ゾンビの描かれ方」「ゾンビとしてのあり方」が微妙です。
ゾンビっていうか、感染したらヤンキーになる、みたいな。
単調に思える展開も辛い。
ただ救いなのはセガールが出ていたこと(酷いことも書きましたが)。
ゾンビ映画とセガール映画の融合の新しさ。
セガールの存在感と大きさは今回も駄作の中で少し感じられたと思います。
ジャケットもカッコ良く購買意欲をそそるものです。邦題も不思議と決まっちゃってるんですね。