1.《ネタバレ》 原作未読。
ギリシア神話の神々や、タイタン族の怪物たちは記号でしかなく、物語の筋には直接関係無い。
冥府に至るための宝探しも、いわゆる主人公と怪物を戦わせるためだけの設定であり、無理やりな感じが強い。
なにより主人公も旅の仲間も華が無いのは致命的だろう。
モンスターとの戦いも剣や弓によるものだけであり、現代とギリシア神話を融合させることに意味があったのかも疑問だ。
ゼウスとポセイドンとハデスの三つ巴の戦争、実はこっちのほうが見てみたかった気がする。
物語の内容は結局のところハリーポッターの2番煎じでしかなく、どっかで見たことのある普通のRPGゲーム程度といったところだろう。
これは原作もハリーポッターと似ているのだろうか?
どうやらシリーズ物らしいので続編が作られそうな雰囲気だが、「エラゴン」や「ライラの冒険」のような末路をたどりそう・・・。
主人公はペルセウスがモチーフとなっているようなので、個人的にレイ・ハリーハウンゼンの「タイタンの戦い」とどうしても比べたくなり、そっちを再度DVDで見てしてしまった。
やっぱり私の中では、「タイタンの戦い」のメデューサが一番恐ろしい。