1.《ネタバレ》 女性初の大西洋横断飛行を実現した人の実話ということで、アメリカン・ドリーム的な臭いがプンプンしており、さぞ感動するんだろうなと思って観に行きました。実際この手の作品は「オクトーバー・スカイ」や「庭から昇ったロケット雲」など個人的には涙腺ズッポシな作品が多いので、単館系での公開ながらも期待しておりました。結論から言うと、もっと焦点を絞ればよかったかなと思います。主人公の大空への飽くなき思いを、もっと幼少時代から掘り下げるのか、それとも、人生、ビジネスのパートナーである夫との関係をもっと描くか。史実を忠実に描いたせいか、どちらも中途半端な印象が拭えません。そのため、ラストの終わり方はあっさりと感じてしまい、呆然としました。主人公が非業の死を遂げてなければまた違った映画になったんでしょうけどねぇ。