2.《ネタバレ》 もとのオリジナル(8点←単純に好きな映画だった)をカルピスの原液だとしたら、それを十倍か百倍くらいに希釈したような薄っぺらい味つけのリメイク。こういう映画に絶対的に必要な、ロマンチックな雰囲気醸成がまずもって不足しているのがダメでしょ。中野か吉祥寺かどっかのアーケード街での大立ち回りシーンなんか特に興醒め。別に変なトコで新味なんて出さなくてもいいから、男女の生死を逆転させずオリジナル通りでも、な~んの不都合もなかったような気がするんですがねぇ・・・。一体、コレどんな観客層を狙って製作されたんでしょう?韓流イケメン氏目当ての女性層?だったらやっぱ彼を死なせる側にしたほうが、その手の女性層に受けなかったか?もう20年も前の映画だからって事で、昨今のリメイクブームに単に乗っかっちゃっただけ?だったらオリジナルを凌駕するようなエピソードなり、こっちが思わずおおっとくるような泣ける名シーンでも作らないと。ミタ菜々子は正面からはともかく、横顔のショットの映りがイマイチ。もう少しカメラワーク工夫してキレイに撮ってあげてもよかったのに。