1.若者のひと夏の出来事を描いた青春ドラマ。
年上の美しい女性に憧れるという設定は、もうこの手の映画では定番。
でもこの主人公、もうやる事がハチャメチャすぎて怖いわ。ヒロイン役の萬田久子も今一つ。
そのくせラストだけはやけに切ない、ちょっと不思議な作りの映画。
そのシーンだけ観ると、「夏の別れ」というタイトルはぴたりハマっている。
少年から大人への成長を描きたかったことは十分理解できるが、
途中のストーリーはもう少しどうにかならなかったのかなと思う。
青春映画のポイントとなる切なさは、しっかりと表現できていたドラマだった。