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灰色の烏

[ハイイロノカラス]
2013年上映時間:88分
平均点:2.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-03-21)
ドラマ犯罪もの同性愛もの
新規登録(2015-10-22)【8bit】さん
タイトル情報更新(2024-02-11)【にじばぶ】さん
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監督清水艶 〔監督〕
キャスト西田エリ(女優)望月珠恵
仁科貴(男優)沼口
内田春菊(女優)望月千恵子
原作西田エリ「灰色のからす」
脚本菅野友恵(脚本協力)
清水艶 〔監督〕
主題歌西田エリ「a gray crow」
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1.《ネタバレ》 赤い果実はまあいいとして、天狗は暗喩どころでなく下品である。またTVのぐさっ、ぐさっというのは趣向としては面白いが、ニュース番組の出演者としては不自然だ。ほか同じような動作をしつこく繰り返す場面が二つあったが、これは何らかのこだわりがあったものか(特に二回目は“執拗な抵抗”の表現?)。またDVDを見る限り、最初と最後に真っ暗な画面が何秒か続くのも考えがあってのことかも知れない。
物語の面では、冒頭から刺激的な映像を通じてかなりシビアな状況が提示されていたので問題点はわかったが、その後の展開と結末がわからない。主人公自身が変化したのはともかく、当初はとんでもない人格破綻者に見えた母親までが、最後はおとなしい要介護者のように変わっていたのは納得しかねるものがある。加えて現実世界での決着をどうつけたのかも不明であり、リーダーは失格、保護者から苦情が殺到してキャンプクラブは廃絶ということでは主人公も穏やかな気分ではいられないはずで、これは見ていてかなり気になった。
また中学生も、個別の行動としては理解不能なところが多かったが、これはまあ思春期の少女なのでそういうこともあるかも知れないと思えなくもない(思考放棄)。印刷屋の娘とその友人では外見的な印象に結構な差があったが(友人の方が明らかに女性的)、これは問題の所在をビジュアル面で表現したものと考えておく。
全体として年齢性別を選ぶ映画のようでもあり、理性的に見るより感性的に受け取れるものが多ければ勝ちということかも知れない。自分としては納得できるものがなかったが、映画の雰囲気としては悪くなく、何よりハッピーエンドだったのは安心した。まあ若年者の成長譚であってホラーではないので、最後は全員破滅して終わりなどということは当然ないわけだが。

なおキャスト面では、特にエビ中の人(アイドルグループ「私立恵比寿中学」のメンバー)の演技が心許ないところがあって一か所笑った。ただメイキングで本人が「演技力とかないんですけど…温かい目で見てください!」と言っていたのでこれはそのように対応したい。
ほか個別の場面としては“猫をかぶる”の説明のところが好きだ。この小学生2人は屈託がなくて大変結構だった。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 4点(2016-12-30 16:38:31)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 2.00点
0150.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4150.00%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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