1.ビーチボーイズやブライアン・ウィルソンにそこまでの思い入れがない人には、イマイチな映画。有名なアーティストの伝記映画は、スターになるプラスと、落ちぶれるマイナスがあって、その後の展開を含めておもしろさがある。近年だと「ジャージー・ボーイズ」。その点、今作はプラス場面がオープニングにまとめられてしまっていて、あとは単なるモノマネ映画。映画的なドラマ性に欠けていて、当人をよく知らない人はよく分からないまま物語が展開してしまう。ヒット曲は知ってるけどあとは・・・っていう人に対する配慮はない。主役ってエリザベス・バンクスなの?っていう印象しか残らない。