1.《ネタバレ》 セガール映画は嫌いじゃないのだが、今作はストーリーがいつにも増して雑だ。マフィアのボスとは懇意の仲と思いきや、再開時には態度が変わってたり、友人の死に絡んでる女の謎もラストまで引っ張るほどのものじゃない。悪人の父親に対する態度もコロコロ変わる。友人の死も単なる自業自得という感じで、その死を背負って戦う主人公にイマイチ共感しづらい。まあ、アクションは色んなバリエーションを見せてくれるので飽きないのだが、若干弱いものイジメみたいに感じてしまう。それは単に強すぎるのが原因ではなく、主人公が刑事なのにことさらバカに見えてしまうからだ。徹底的に強くてもそこに賢さが漂っていれば、もっと気持ちよく見られると思うのだ。