6.《ネタバレ》 その昔に観たときよりは鑑賞意義が増したような気はしました。被爆体験を持つ祖母と戦争を知らない孫世代の交流だけでも、ところどころに見るものはあります。むず痒くなるような表現や必要を感じないエピソードも同じくらいありますが。ハワイからリチャード・ギアがやって来て分かり合ったような表現があった後に、再び「ピカ」の脅威に引きずり戻すのはどうなのでしょう。それは戦争世代の拘りなのか? そもそも、チリャード・ギアに日系の血が入っているように見えないので、「(おじさんが原爆で亡くなったことを知らなくて)すみませんでした」と言っているはずなのに、どうしても「(我々アメリカが原爆を投下して)すみませんでした」と言っているように聞こえる。その曖昧な演出も意図してやったことなのだとしたら、私はこの作品を認めたくない。全体としては散漫な印象が否めず、正直、巨匠も限界に近かったのだと思うのでした。 【アンドレ・タカシ】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-12-30 02:11:36) |
5.《ネタバレ》 映画のおばあちゃんの家が私のおばあちゃんの家に似ていて、昔を懐かしがりながら見てました。4人組のガキたちも私たちの子供の頃に少し似ていて(もちろんあんなに優等生ではなかったです)、しばし感情移入…。おばあちゃんのお兄さんが亡くなってからの、ボケと狂気は怖かった!しかし、映画館でこの映画を観たら、黒澤監督を一生恨んだでしょう。 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-07-16 11:28:30) |
4.黒澤監督の子供の描き方っちゅうのは、自分の懐古に走ってしまうのか、理想を追い求めるためなのか、どうもリアリティーにかける演出が多い。子供ってもっといろいろ考えてるはずなんだが。。。 【神谷玄次郎】さん 4点(2004-01-01 08:27:29) |
3.正直若い世代の私から見れば「クロサワ」ってこんなもんなの?って印象を持ってしまいました。印象に残るシーンが一つもない し、ギアは全く作品には必要ないですね。夢といい、この作品といい晩年はいい作品はないですね。 【たかちゃん】さん 4点(2003-12-23 20:45:59) |
2.良かったのは、最後の15分だけ。ばあさんの狂気をもっと前面に出せばいいのにと思った。一人、こまっしゃくれた子供の演技が、個人的に好めない。リチャード・ギアを監禁して、どーこーしたら、良かった。笑 【山本】さん 4点(2003-05-09 03:55:40) |
1.説教くさい、しかも退屈。今まで黒澤さんの映画は、エンターテイメント性かアート性か、またはその両方があってそれが黒澤さんのよさだったはずなのに、この作品はその両方とも皆無!黒澤作品の中でも最低部類に入るであろう。あのラストはなに?いつリチャードギアでてくんのかなと思ってたら、数分でいなくなっちゃった!なんか見ててぎこちないし!別にリチャードじゃなくてもいいし! 【あろえりーな】さん 4点(2002-08-10 00:34:00) |