2.家族の窮地に、突然出戻った兄貴のキャラが見所の映画。
この芸人さん、器用なのか素でやってるのか、飄々とした表情が役柄にハマってる。
ただ口八丁で立ち回るシーンがもっと欲しかった気がするし、
汚い食事のシーンなどは削って、彼の内面を突っ込んだ描写も欲しかった。
妹の兄貴話は腹を抱えて笑ったけど、居酒屋ネタと同じようなもので、
兄貴のキャラを言葉で説明されてもちょっと・・・。おかげで「蛇いちご」のエピソードも、
お話をまとめるために、とってつけたような感じになってしまった。
本当はここでほろっとさせるはずだったんだろうけど。総体的には面白い雰囲気の映画だった。