2.《ネタバレ》 いろいろ粗が目に付いて楽しめず。
ライフルで鞍に仕込んだダイナマイトを狙うのはいいが、相手が正面からやってくるのに角度的に鞍を狙えるわけがない。
正体不明のノーボディの意図がよくわからず、伝説をつくるためとボレガードにまとわりつくので、ネタバラシまではストーカーのような変人に見えてしまう。
最後でやっとノーボディの意図がはっきりするが、それまでは何のための戦いかわからなくて盛り上がらない。
時折はさまれる軽いタッチのコメディ要素も、緊張感を削いで合わなかった。
飄々としたテレンス・ヒルはカッコよかったし、モリコーネの音楽は相変わらず素晴らしいので、こういう変化球ではなく本格派の西部劇をレオーネに作ってほしかった。