2.《ネタバレ》 いかにも80年代に流行したジョン・ヒューズ学園ものに対するアンチ・テーゼのようなコンセプトで、学園ヒエラルキーの底辺で鬱屈していた当時の高校生あたりにはウケたんでしょうね。でも脚本自体が中二病をこじらせただけみたいな出来なので、しょせん中高生にしかウケなかったと思いますよ、大人じゃ無理です。内容はとてもコメディと言えるものではなく、これは何かの寓話なのかと観ているあいだずっと考えてましたが、結局無駄でした。クリスチャン・スレイターを悪魔の変化した奴とすればもう少し面白い方向に展開できたかもしれません。だいたい、ヘザーという女生徒が恐怖の軍団で学園を支配する話かと思いきやヘザーはすぐ殺されちゃうし、そしたら途中から違うヘザーという子が出てきてますますこの映画の目指すところがつかめなくなりました。 しかし80年代のイケてるアメリカのJKで流行っていたのがゲートボール(?)だったとは笑ってしまいました。