11.《ネタバレ》 山田洋次さん、つくづく基本的な価値観を含めて資本主義が嫌いな人なんだなって実感する作品。
前半部のドタバタ。
敢えて言おう、自分が良い気持ちになりたいためだけに、身内に出費を強いて、それを何とも思わないどころか、逆切れして暴れ、最後の最後まで謝罪しない寅。
少し下品な表現になるが、自分のケツは・・・と言いたくなる。
彼にとって、そして、こんな寅に少しでも言い分があるように描く脚本、
つくづく我々がごく当たり前に持っている価値観を共有してない人なんだなと思う。寅も脚本を書いている山田さんも
元香具師を引き取って面倒を見る医者という、少し考えたら全くリアリティが感じられない設定(どんだけ費用がかかるやらw)
に基づいてほとんど自立不可能な父親を放置してかけおちする娘を肯定的に描くのも