1.この映画、かなり期待しました。ロメロ、細菌パニック、ドキュメンタリーチック、これほど観たい度を刺激されるキーワードはありません。でも期待が大きすぎたのか、微妙。ってゆーか、本当のところ、観ててしんどかった。退屈ってのじゃないねん。テンポもあるし低予算やけどうまくできてると思う。だから集中して最後まで観れるんやけど、なんんてゆーのか、ちょっとキモイってゆーんかな。別に「ゾンビ」みたいなドロドログチュグチュなシーンがあるとかじゃなくて、映画全体からキモイ光線がでてるとゆーか雰囲気が居心地悪いねん。それは、古くてちょっと汚くてアメリカのヒッピー感覚な70年独特の臭いってゆーんかな、微妙に変な音楽もキモイ度に拍車かけてるし、登場人物みんな細菌に犯されてなくても、どっかおかしい感がでてるしし(軍部もクレイジー)、ワザとなんやろーなこの感覚。ラストの物悲しさも嫌すぎ。「ゾンビ」とは全然違うこの精神的疲労感。もう二度と観ないです。見所は沢山あると思いますが、笑いながら刺すおばあさんと銃撃戦で掃除する女の方、そして常にキレテル学者が特にキモイです。もちろんあの独特のガスマスクかぶった風貌も。あの姿ってなんで、どっか怖くてキモク感じるんやろう。もうちょっとかわいー感じにはできんのやろか。威圧感あるよな~っていつも思います。とにかく精神が安定してる時にご観賞ください。憂鬱になります。題名どおりの狂気感はある意味でてると思うし、観る人によれば怖いってのもあるかも。でも冷静に考えるとこんな点数かも。