13.《ネタバレ》 もうずいぶん前にオリジナル「マーサの幸せレシピ」を観ました。
リメイクのこっちはやっぱりハリウッドらしさが出てますね、軽くて親しみやすく楽しめる感じ。
ただですね、相手役のアーロン・エッカートにあまり魅力を感じない。イタリア好きのアメリカ人ではなく、オリジナル同様イタリア人俳優にしてほしかったな、フレンチレストランなのでフランス人俳優でもいいと思う。
あの厨房に、見ただけで異質だなと感じる料理人がいるという方が味わい深くなったような気がします。
そして料理シーンがかなり適当な感じで、ケイトが街で1、2位を争う腕のいい一流シェフというには少々説得力に欠けると思います。
ケイトはもっと尖がってても良かったと思うし、リメイクのっこちは姪っ子の実父の登場がないのはどうしてなのかな?
姪っ子の世話に戸惑い疲れ、実父に引き取ってもらう、けれどいなくなって初めて気付く姪っ子の存在とか、仕事や人間関係についての葛藤やきっかけ、根拠の部分がかなり薄いんですよ、ゾーイのことはなんとなくニック頼みになっちゃってるのがちょっと物足りない。
ゾーイ役は「リトル・ミス・サンシャイン」でダンスが滅茶苦茶可愛かったオリーブちゃん、ほんの1年くらい経ってるだけなのに大人びて登場、子どもの成長は早いですね。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは「理想の彼氏」のシングルマザー役の時もあっさりすっきりしたメイクでイイ感じでした、本作も同様で好感度は高いです、そのうち「おおー」と感動するような役柄で映画に登場しそうな気がします。美形セクシーなだけの女優さんじゃないと思うんですよね。そうそう、セラピストがなぜかとても印象深く味があってよかったです。