1.《ネタバレ》 自動車免許証の書き換えにおける「違反者講習」として鑑賞。
その他、ビデオの貸し出しをしているところもあるらしいです。
試験場で観たので、鑑賞環境に適切なものがなく、やむを得ず「試写会(邦画)」としました。
「現在は、個人販売は行っていませんが、各都道府県によっては視聴覚ライブラリーで無料で見ることができますよ(東映株式会社 教育映像部)」
だそうです。
ちなみに本作は“R-20”。
R-18なら聞いたことあるけど、R-20かぁ。
これは凄い・・・
実話に基づいている上に、“あなたの身にも襲いかかるかもしれない”的な恐怖度は、『リング』以上なのは間違いないので、そういう意味では確かにR-18を超えているかもしれません・・・
飲酒運転をし、幼い子供を車で跳ねた上、更にひき逃げまでかますという凶悪犯を演じたのが原田龍二。
それを調査する雑誌編集者に里見浩太郎。
そして製作は「東宝」と、運転試験場の違反者講習としては、何とも豪華な顔ぶれ。
映画好きの私にとっては、生まれて初めて楽しめた違反者講習であった。
さて上記の様に凶悪犯を演じた原田龍二であるが、劇中では何故か“いい人”の設定に。
これはおそらく、“どんなに人柄のいい人でも、一歩間違えれば「破滅への道」を辿るハメになりますから、他人事ではないですよ!みなさん違反はしないように気をつけましょう”ということを伝えるが為の演出に違いない。
何とリアリズムに欠ける設定だろうか。
まっとうな人間は飲酒運転をした挙句に、幼い子をはねた(はねた直後はまだ生きていた!)上に、ひき逃げはしないだろうに・・・(一応、数日後に自首をしたことになってはいるが)
2004年東宝製作、R-20、劇場未公開、幻の短編作品。
今日は“4250円”でいい作品を観させてもらいました。
ちなみに、講習者の中には泣いていた女性もいました。
私も目が潤みました。(マジです)
リアリティに欠ける部分はあるものの、なかなかに出来のいい作品だと思います。
なので、皆さんも是非、交通違反をして本作を鑑賞する権利を得ましょう!
失礼致しました。
実話に基づいているらしいので、不謹慎な冗談はこのくらいにしておきます。