8.《ネタバレ》 苛酷な戦争体験が人をおかしくしてその結果云々というのは、すでに多数の先例があるわけで、この作品はその辺の枠を出ているものではない。しかも、ポール・ハギスの計算癖あふれる脚本をこういう題材でやられると、登場人物の死に体ぶりがかえって目立ってしまうのです。フランシス・フィッシャー(タイタニックのブカター婦人)をトップレスで登場させちゃったというびっくりする成果に+1点。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-10-20 00:10:56) |
7.ちょっと淡々と進み過ぎかな。戦場帰りの兵士の問題はドキュメンタリーでもたくさん論じられているなか、展開にメリハリが欲しかった。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-27 22:48:53) |
6.《ネタバレ》 枕流さんがおっしゃられている通りまさしく「知ってはいけないイラク戦争の秘密を知った米軍兵士の若者が殺され、彼の父親がその事件の背後には軍が絡んでいることをかぎつけて組織の闇を暴く!」みたいなものだと思い込んで見てました。結局の所戦争が帰還兵に与える影響を描いたありがちな反戦映画なのだが、個人的には上手い見せ方というよりも表現が回りくどい点が逆に鼻につき、全く心に響かなかった。「7月4日に生まれて」よりはマシであるが、「我等の生涯の最良の年」や「グラン・トリノ」辺りのドラマとしても傑作と言える作品と比較してしまうとサスペンス部分に面白みが無かったのが残念。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-04-25 16:12:07) (良:1票) |
【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-03-23 00:50:28) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 この映画を観て思い出したのが、政府が自衛隊イラク派兵したとき帰還兵の中に数十人だけど自殺者がいたということ。戦争で得をすることはほとんどない。奪ったものは謳歌するが、それもつかの間。すぐ奪い返される。このイタチごっこ、人間はこの部分だけ学習能力がないね。私がトミーリージョーンズの息子マイクについて思うことは本国にいるときから、ある「癖」を持ってたのではということ。子供を跳ねたのはまだイラクに来たばかりの病んで無い時期。だが車から降り写真を撮るときの表情は法悦してるようにも見える。そして捕虜を傷めつける。やがて仲間からはドクと名付けられる。やはりサディスティックな面を最初から持っていたと思う。マイクを刺した兵士や、いつもマイクと喧嘩していたメキシコ人はそういった「癖」にうんざりし、潜在的な部分でマイクに殺意を持ち続けていたかもしれない。マイクはいつも一人でいたという証言がある通り。 【カップリ】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-02-05 08:31:44) |
3.平和ボケした日本人には実感しにくい内容なんだよなあ。ベトナム以降なくなりそうでなくならずにポンとでてくるんで依然アメリカの病巣ということになるんだろうなあ。戦争が人間性なくならせて、戦士を異常なものにしてしまうという演出はちらばっていて印象には残るが。なので、日本人にとってはトミーリーの悲哀哀愁の質の高い一人芝居を観るのが主になってしまう。 【タッチッチ】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-19 12:46:27) |
《改行表示》2.当然といえば当然なのですが楽しい映画ではないですね。 重いテーマの作品は自分には合わないなぁ。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-09 14:05:55) |
1.なんだか哲学チックでカッコつけた映画だなー、というのが率直な印象。兵士が「戦争のせいで精神病んじゃいました」系のアメリカ映画を見る度に思うのは「アメリカって学習しねぇ国だな」ってこと。何十年やってんだよ、と。もういいって。・・・と思うなら見なきゃいいんだけど、一応話題作だから見ちゃう私は小市民。おまけにへそ曲がりなので、思うのは、こういう社会派告発シリアス映画を撮って、この監督は、果たして何がしたかったのかしらん、ということ。本当の軸足は「反戦」「告発」じゃないんじゃない? アカデミー賞とか視野に入れた名誉欲じゃ? なーんてね。『クラッシュ』では感じなかったんだけど。イラク戦争がアメリカの暴走そのものだからかなあ。自分で切った腹を「痛い痛い」って言いながら自分で縫っている感じ。一方的にやられているイラクの人のことはどーなのさ、と。そういう描写もチラリとあるけど、なんかすごーく偽善ぽい。まあ、でもそんなアメリカに100%依存しなきゃ生きていけない日本国民であることが、ひときわ身に染みる映画でもありました。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-04 14:11:20) (良:1票) |