1.DVD収録のボグダノヴィッチへのインタビューに感動しました。およそ相容れない「必要絶対条件」を、ライフル魔の登場という物語設定で見事にくっつけるという発想が素晴らしすぎる。人生、ここぞという場面でのやる気とアイディアで決まるということか。
とはいえ、映画単体で見た場合、一つの場面場面で盛り上げ切れず、肩すかしを喰らったようなシーンが続くばかりで、演出力の弱さは否めません。ガンショップでライフルを300発購入する場面なんて、もっとハラハラさせられそうなもの。せめて音楽があればなぁ...「パニック・イン・スタジアム」はこれを何十倍にも進化させた映画なんですね。