1.《ネタバレ》 「ドッグ・ソルジャー」「ディセント」のニール・マーシャル監督最新作。
荒廃した近未来を舞台にしたサバイバル・アクションで「マッド・マックス2」や「ニューヨーク1997」などを彷彿とさせ(もとい監督自身が好きなんでしょう)また「28週後…」を意識していますね。銃撃戦やら剣格闘やらゴッタ煮感はありますが、個人的には好きな世界観でした。
公開前からずいぶんと期待していた作品でしたがぎりぎり次第点といった感じ。
監督が拘ったという生身のスタント・アクションですが、本家「マッド・マックス」のカーチェイスの凄みと比べると適いません。そして、最近の流行なのか、暴力シーンはかなりグロいので好き嫌いははっきり分かれます。ただ、市街地での戦闘などよくこれだけのロケ・セットを作ったなぁと感心したのも確か。
ニューヒロインのローナ・ミトラもすごくカッコイイけど、敵リーダーのソルっていうのは、ただトチ狂っているだけで、あれだけの暴徒を束ねる割りにカリスマ性が全然感じられなかったのが残念。