12.《ネタバレ》 “むかし放射能、いま遺伝子操作”がSF・ホラー系映画でモンスターを産み出す理屈の定番ですけど、けっきょく健康被害は別としても短期的に生物を変異させるような影響が無いことが認識されている放射線と違い、DNA操作は意図せずにトンデモナイものが誕生してしまう危険性が多々あるのが怖いところです。この映画はあの『スピーシーズ/種の起源』と発想は同じくするものの、あんな無茶苦茶なお話しとは違ってじわじわ来る恐怖というか嫌悪感を追及してゆくストーリーなのは評価しておきたい。 門外漢のわたくしには新規のたんぱく質を生成するためになんであんな怪物を創造しないといけないのかは?なんですが、最初に登場する“ジンジャーとフレッド”からして気持ち悪いことこの上ない。でもほんと生理的にしんどかったのが幼年期までの“ドラン”の方で、あのドレスを着た姿なんて思わず眼をそむけたくなります。“ドラン”はサラ・ポーリーの卵細胞が使われたいわば子供のような存在だってことはバレますけど、成長するにしたがって文字を駆使したり絵を描いたりするようになるのはちょっとやり過ぎだったんじゃないかな。サラ・ポーリーの母親の精神的な問題が暗示するように、“ドラン”にもポーリーを通じて異常性が遺伝してしまったという解釈が妥当のようです。このストーリーのトンデモナイところは、エイドリアン・ブロディが“ドラン”と、サラ・ポーリーが性別転換後の“ドラン”と性交しちゃうところで、これはホントにおぞましい。まあブロディはともかくとしてもポーリーの方はもう近親相姦としか言いようがないわけですからねえ。 ラストの展開ですけど、明らかにありふれたモンスター映画に寄せてしまったのは失敗でしょう。“ドラン”に羽根のようなものが生えてくるのも意味が不明、沼地のシークエンスもほんと暗くて何が起こているのかさっぱり判らずストレスが溜まりました。けっきょくほぼ皆死んでサラ・ポーリーだけが生き残る後味の悪いバッドエンドで、とにかく禍々しさだけが印象に残りました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-10-18 21:47:34) |
11.《ネタバレ》 思てたのと違う。ドレンは街に放たれて、いろんな騒動を巻き起こすのかと思ったけど、ずっとクローズドサークルの中。郊外に場所を移動した意味あったかな。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-23 06:16:36) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 オスカーでのエイドリアン・ブロディ(ハルベリーにキスしたシーン)を観た時から、脳裏に (この人は演技上手いけどスケベだ)と刷り込まれてしまっている私は、あの生命体が大人の女になったら 絶対やるだろうなーと冒頭の時からずっと思ってて。 案の定やってるところを彼女に見られて洋服上げながら彼女を追う情けない顔をしてて (やっぱりエイドリアン・ブロディは俺の思った通りのスケベだった) と妙に納得してしまう、そんな作品でした。 追記・レイプされた生命体との子を産むような女とやるよりまだマシという声もあります。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 5点(2019-02-25 19:34:08) (笑:1票) |
9.《ネタバレ》 遺伝子操作による生命を作り出し、やがて手に負えなくなるというありがちな話です。スピーシーズのようなSFホラー的なものを期待していましたので、かなりの期待外れでしたし、映像が気持ち悪く、後味も最低です。それでも間延びしなかったので最後まで観れましたので、まあ暇つぶしにはなったかな。研究発表での大惨事は面白かったです。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2012-11-11 17:00:38) |
8.《ネタバレ》 クリーチャーの造形が、気色悪くて微妙でした。髪の毛でもあればまだ見れるんですけど。科学者夫婦の壊れたモラルもなんだか納得がいきません。翼が生えたり水中で生活できるメスは抱けないでしょ。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-12-18 18:46:29) |
《改行表示》7.ちょっとだけ高尚な『スピーシーズ』っちゅう感じで、自分たちが生み出した新種の生命体によって右往左往させられとる中盤ぐらいまではそれなりにおもしろかってんけど、それ以降の展開がなんや凡庸で、最終的には陳腐な愛憎劇みたいになってしもうてたし、新種の生命体であるドレンのキャラクターはよかってんから、そこをもうちょい突っ込んで描いてほしかった。あれじゃ結局なにがしたかったんかよくわからん。 【幻の『モンスター』】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-12-18 16:17:57) |
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6.《ネタバレ》 遺伝子操作や新種の生物と云う共通項がある「ザ・フライ」が科学者の探究心がもたらした不幸なら、本作は科学者カップルの欲情が生んだバカ騒ぎ、ってところでしょうか。この種の作品は本来は嫌いじゃないんだけど、本作には不快感がこびり付いて離れない。生みの親である科学者の♂の方には犯され、♀の方は孕ませる。この親子どんぶりが気持ち悪い。倫理とか道徳とかを飛び越えるのはフィクションとしての映画の特権だけど、これはえげつなく悪趣味です。評価はできないけど記憶に残ってしまう映画でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-17 21:32:40) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 真っ当なSF作品だと思ってましたが、かなりの変態映画で驚きました。 グロ系に免疫のある自分ですらドレンの異形な容姿には正直引きましたからね^^;翼なんか生えちゃった姿は「アンダーワールド」の混血種や「ヴァン・ヘルシングル」に出てたコウモリ女そっくりでしたね。まぁそんなクリーチャーとやっちゃうオスカー俳優のエイドリアン・ブロディ、当分まともなオファーはこないでしょう。。けっこう現実離れしてるし、倫理観がどうのこうのよりもサラ・ポーリーみてるとイライラしましたわwそれに彼女だいぶ老けましたね。 あ!オープニングクレジットは良かったと思います。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-09-02 21:49:45) |
4.題材がちょっと気になって見ました。綺麗なSFものではないので、ご家族での視聴はお勧めできません。期待せずに見ると良いかと思います。 【doncdonk】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-14 12:08:51) |
3.この作品を観て「スピーシーズ」を思い出しました。オチは良かったです。 【映画】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-05-22 15:24:08) |
2.《ネタバレ》 ビジュアルとか面白そうな雰囲気はあり異形の生物ドレンはキモ可愛い。でもすべてが予想通りに展開するというか至って平凡な作品。人間と動物の遺伝子を組み合わせ新生命体を製造(創造)するという神の領域へ踏み込んだ内容ながら科学者夫婦のマッドぶりも無いため倫理(道徳)感に訴えるモノも無い。人間の本能というか欲望だけ。母親に蔑ろにされて育ったエルサも自らのDNAを使ったドレンに同じような事をし、そのドレンも夫婦相手に色々と仕出かすという。考えてみるとエルサのDNA(血筋)がおかしいってコトじゃないのかね? まぁ異形の生物と人間のある意味「ぶつかり合い」が見ものかな。「ソッチ系」の倫理(道徳)感を思うと本国で大コケだったのも分からないでもない。フリークスが好きな人向け。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-01-21 01:01:27) |
1.《ネタバレ》 あのヴィンチェンゾ・ナタリ監督の作品ですので、まともな出来になるとは思っていませんでしたが、その予想が的中しました 笑。科学者が調子乗って育ててた生命体が、実は未知の人食い化け物だったという筋書きは、モンスターパニック物ではお約束の一つですが、本作はこれにエレクトラコンプレックスを絡めており、何というか……変態的です。エイドリアン・ブロディとドレンの性交も妙に生々しく撮られていて、ヴィンチェンゾ・ナタリの変態性を見せつけれられた様な映画体験でした。そういう意味で一見の価値はあるのでしょうが、イマイチ物語としての魅力に欠ける点もあると思います。やっぱり私にはモンスターが人間を殺しまくる様な、アホな映画の方が合っていると確認できました。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-01-10 22:55:06) |