1.この作品の主張をどこまで信用していいのか悩ましい問題ではある。
仮にこういった工業生産が禁止されて、昔ながらの小規模農業が復権したとしても別の問題が発生しそう。
アメリカの食糧需給率は低下して輸入国に転落するかも知れないし、それをどこかの国の安価な食品で補うことになるとしたら本末転倒。
多少高くても安全な食品を食べたいというのは裕福な環境にある者の贅沢のような気もする。
少なくとも高くて安全な食品を選ぶ権利まで奪われているわけではないようなので、経済的に恵まれていれば解決する問題のような気もする。
経済的に苦しくて選ぶ権利が無いのだとしたら、安価な食品の流通が無ければ餓死するしかなくなる。
世界の食糧事情を考えると、多少リスクがあったとしても安価な食品の大量生産は必要悪なのかも知れない。