7.《ネタバレ》 中盤までのスパイサスペンスと終盤の北壁登攀を見せる山岳アクション。
見どころは勿論北壁登攀。しかしそこに至るまでが非常に長く感じられました。
ジョージ・ケネディ、ジャック・キャシディといった個性派がイーストウッドの脇を固めているのですが、
コロンボの名犯人役、ジャック・キャシディの使い方が勿体無い。
旧友役ジョージ・ケネディは好演でしたが、出てきた瞬間にきっとこの人なんだろうなと・・・。
スパイサスペンスとしての結末は結構お粗末です。
山岳映画としては、スタントに頼らないイーストウッドの姿と、
まだCGに頼れないこの時代の映画だからこその圧倒的臨場感とリアリティがあります。
北壁登攀の山岳アクションが素晴らしかっただけに、全体として見れば惜しい作品です。