4.《ネタバレ》 一度にすべては呑み込めなかったけど、長い歳月、女を撮り続けたバーホーベンが撮ったのだから・・・
隣人からのレイプを受け入れた感あってもそこで憤慨して観るのを止めたりせずに
最後まで見れば、けしてそれでいいと思っているわけでもないのだという複雑な、答えにもならないようなことになってゆくのです。
そしてその隣人は死ぬ。
なんていったらいいのか、観てるこっちが寄る辺ない気分になる。あんなひどい目に遭っても全然悲しくないように見えるのに
めちゃくちゃ苦労はしてるという。苦労の感覚がマヒしているのかな?才能あるように見えなかったけど会社の社長だよ?
気に入らない社員でも能力さえあれば絶対に切らない。それだけだ。お金も持ってる。強すぎる。
でも気軽に強い言ってくれるなよ光線を発し続ける。
涙は一滴も流していない。YesかNoしか選択できないところででそこは明確にNoなんだな、やはりというべきか
一度でも泣いたら類型的な被害者感が出てしまうという判断だろうか。
もう自分に嘘はつきたくないともいっていた。やっぱ複雑。彼女にとってなにが嘘なんだろう。