2.《ネタバレ》 むかしTV放映で何度も観たころは凄い面白いと思ったけど、久しぶりに観直してみると意外に大したことないと言ったら言い過ぎだけど、なんか普通のコメディって感じなんですよ。この映画で有名なラストの列車突入などのネタはその後に色んな映画で模倣されているので既視感が強いってこともあるかもしれないけど、なんか大掛かりな『8時だよ、全員集合!』みたいな感じもします。一つには悪役の行動がちょっと現実離れしているところかもしれません。あくどい美術商が証人を消すために旅客機を爆破したりⅯ16ライフルで重武装してFBIと銃撃戦したりしますかねえ。細かいところの描写も結構雑なところが目立って、列車から川に飛び込むところだって泳ぎ着いた川岸から見てもあんなに浅いんじゃ死にますよ(笑)。意味もなく二回もありましたが、狭い通路で超デブと遭遇して苦労するところなんか、まるっきりドリフのギャグです。まあこの映画は、ラストの列車突入が見せたくて練られた脚本だと言ってしまえば身も蓋もなくなっちゃいますけどね。 もしリメイクするなら、ジーン・ワイルダーの役はビル・マーレ―ってとこかな、いや、彼はちょっと歳をとりすぎでした、やっぱサイモン・ペッグかな。