2.《ネタバレ》 日本の映画サイトでまぁまぁ高得点なのですが、海外のサイトたとえばトマトあたりだと低評価。
さて、どんなもんか…と観たわけですが、なるほどこれは海外の評価の方があってるかな、と個人的には思いました。
タイトルからして潜水艦物だと思って観始めたこの映画、実際、序盤の潜水艦戦あたりまではかなり面白いんですが、しかし面白いのは序盤だけ。
ロシアでクーデター発生、潜入したシールズがそれを救出…と、なんかどこかで観たような要素満載の上に展開が散漫でありきたり。てか、たまたまシールズが行ったとこでクーデーターを目撃する…とかご都合主義にもほどがあります。
中盤以降、陸と海、並行して話が進むわけですが、いやどっちかに絞れよ…と思う流れの上にむしろ陸が主役気味にすら…一応原題的にも「これ潜水艦映画じゃなかったんかい!」と思わずつっこんでしまうわけです。
いや尺的には潜水艦の尺の方が長いですよ?でも長いだけで全然盛り上がらずでは、絶対これ潜水艦が主役じゃありません。
水陸でストーリーのフォーカスがぶれる上に既視感ありありの展開。しかもあれこれ話を欲張ったあげく、どうにもあっさりで盛り上がりにかけ…いやもう一捻り二捻りするでしょ、普通は…と説教したくなります。
序盤、急速潜航時に乗員が斜めに立っているシーンは、科学的には当然そうなるわけですが、しかし今までの潜水艦映画でおそらく描かれてないシーンで、これは面白いなと思いました。
あと米大統領が女性なんですよね。このあたりは時代でしょう。
とはいえこの大統領、どうするかを決断する会議のとき「艦隊も派遣するし救出作戦もやりましょう」って他人に言われた事を全部許可ってのは何も決めてないのと同じなのでは…