十二単衣を着た悪魔のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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十二単衣を着た悪魔

[ジュウニヒトエヲキタアクマ]
2020年上映時間:112分
平均点:5.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-11-06)
ドラマファンタジー時代劇小説の映画化
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監督黒木瞳
キャスト伊藤健太郎【俳優】(男優)伊藤雷
三吉彩花(女優)弘徽殿女御
伊藤沙莉(女優)倫子
LiLiCo(女優)山下元子
村井良大(男優)木村
戸田菜穂(女優)伊藤明子
ラサール石井(男優)右大臣
伊勢谷友介(男優)桐壺帝
笹野高史(男優)良喬
原作内館牧子「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」(幻冬舎文庫)
音楽山下康介
津島玄一(音楽プロデューサー)
東儀秀樹(雅楽監修)
撮影月永雄太
製作木下グループ
製作総指揮木下直哉
制作キノフィルムズ
配給キノフィルムズ
美術三ツ松けいこ
編集洲崎千恵子
照明木村匡博
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1.《ネタバレ》 「十二単衣を着た悪魔」というのは、源氏物語の悪役・弘徽殿女御のこと。お話の要点は、源氏物語における彼女のアレコレを新解釈をもって描き出すことにあり、伊藤健太郎の演じる主人公というのは(彼の存在によって話の行く末が左右される訳でもなく)単なる傍観者に過ぎない。しかし中盤以降、唐突とも言える取って付けで彼と伊藤沙莉の話が割り込んでくる。これは、こちらの話を踏まえた上で主人公から弘徽殿女御にひとつの現代的な価値観をぶっつけて、そこから大オチとも言えるメッセージを引き出すと同時に、オーラスの(チンケな)オチにも繋げている、というシナリオ上の仕掛けである。正直、ここの一連の流れが個人的にはどーにも安っぽく感じられ、またしっくりも来なかった、というのがひとつ大きなマイナスポイントであるし、結局、弘徽殿女御の話だけでは2時間の映画にはちょっとボリューム不足だった、ということでもあると思われる(=やや内容薄め、という映画にも思える)。  とは言っても、まずタイトルにもある十二単衣をはじめとした衣装は中々凝っていて煌びやかで素晴らしかった。実質的な主人公である弘徽殿女御を演じる三吉彩花も、癖の無い華やかなルックスがキャラにもあっていたし、演技もまずまずキレがあってそこそこグッド。そして私が不勉強なだけだけど、弘徽殿女御の話自体は割とまあまあ面白くもあるし、彼女のキャラクターを現代的視点から解釈・再評価するというコンセプトにも十分に面白みがあると思った。結論、源氏物語ってどんな話だっけ?という感じで気楽に観る分には、時間潰しにはなる程度の作品かと思う(まあこの時期に映画館で観るホドのもんなのかと言われれば微妙かもだけど)。
Yuki2Invyさん [映画館(邦画)] 5点(2020-11-21 14:00:22)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
51100.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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