1.《ネタバレ》 「フォードvsフェラーリ」以来、久々に大画面でレースの疾走感を味わえる!と思ってIMAXで観てきました。
観終わった感想としては、「つまらなくはないけど、平凡な出来」でした。何よりも、レースシーンがあまり気持ちよくない。特に、途中で車の内部がCGで描かれ、火花が散ったりするシーンが挟み込まれるのですが、これが邪魔で邪魔で。
(ゲーム「グランツーリスモ」のヘビーなファンであれば嬉しいシーンなのかもしれませんが)
あと、ソニー映画では当たり前のことですけど、ヤンからプレゼントされた包みをジャックが開けるとウォークマンが出てくるところは泣けるシーンのはずなのですが、あまりにもデカデカと表示されるパッケージ上の「SONY」の文字に、場内ではクスクス笑いが起きてしまっていました。
実話を元にした映画であり、主人公の名前もモデルとなった人物と同じということであまり冒険はできなかったのでしょうが、それであれば同じように実話を元にしていてしかもル・マン24時間レースを扱っている映画であるフォードvsフェラーリがいかに良く出来た映画であったかということをあらためて思いました。
最後に、私はこの映画の監督が誰だか知らずに観に行ったので、エンドクレジットでブロムカンプの名前が出た時には、「こんな平凡な映画を撮る監督になってしまったか・・・」とため息が出ました。