4.《ネタバレ》 軽い。面白いのですが、面白いテレビ番組を見たという感じになります。
「よーし、映画を見るぞー。」というテンションのときには手を出さないほうが良いかもしれません。がっかりとまでは言わないですけど、茶番を見せられたような気になります。
この映画はエンディングが3種類用意されているのがウリのようですが、むしろ1種類だけにしたほうが、映画としてのクオリティは高くなったのではないでしょうか。結末を3つとも見てしまうと、全員が犯人になりうる可能性がはっきりしてしまいます。そうすると、全員の個性がぼやけてしまって、この映画の印象が薄くなってしまいます。もちろん、内容はそれなりに面白いので、「面白かった」とはなります。ですが、映画を見終わったときのある種の充実感みたいなものは、たぶん得られません。