4.《ネタバレ》 すっと前から観たかったけど、どこの店にも置いてなくて、宅配レンタルを試みるも貸し出し中続き‥
そんなわけで長い期間お預けをくらって諦めた頃に、TSUTAYAの発掘良品に! 嬉しいチョイスに飛びついてレンタル。
ようやく鑑賞できる喜びのわりに、あまり物語にのめり込んでいけませんでした。
「その部屋に二人同時に入って、一人は世界平和を願い、一人は世界制服か世界滅亡を願ったら、どうなるの⁇」とか「二人が、自分自身は幸せになることを、そして互いのことを不幸になるように願ったら、どうなるの⁇」とか、そんなことばっかり考えてしまったのです。『どんな願いも叶える』なんて話が出されると、どうしてもそういうことを考えちゃいます。
で、そういうところの何かがオチとして用意されてるのかなーとか思ったりもしたのですが、それはなかったものの、ゾーンから帰還して大金を手にした人物がなぜ死んだのかを知った時、ちょっとしたガチョーンでした。
僕はその部分だけとっても印象に残りまして、『深淵を覗くと深淵は貴方を見つめ返す』とかいう言葉を思い出して頭ぐるぐるしていました。
「自分が本当に一番欲しがっているのは、実は何なんだろうな〜?」と思ったりもしました。お金は普通に欲しいし、あればあっただけ欲しいですから、大金入れば喜びまくりますけど、その願いが僕の他の何の願いを阻止したら死にたくなるかなぁ〜?
そういうことを考えられたので、観て良かったとは思ってます。ただ、僕が感心したことだけを伝える映画なら、大金手にした人物が主人公で数十分の短編で描けそう。というわけで僕にはかったるく無駄な時間も多く感じられたので5点どまりです。