7.《ネタバレ》 「俺の名前は冴羽獠!」いやいや、あんたジャッキー以外の何者でもないよ!
シティハンターの事はよくわかりませんが、石丸博也の声で喋る冴羽獠が本来ならあり得ないのは知っています。
そんでもって本作はもう頭を抱えるくらいコテコテのSEを使いまくったコメディアクションと雑なストーリー、そして漫画的表現とジャッキーといういろんな意味で濃すぎる一品です。
漫画原作映画としてはアレかもしれませんがジャッキー映画としてはなかなか見所が多く、サービスたっぷりにジャッキーアクションを堪能できます。
序盤のスケボーアクションは圧巻ですし、ブルースリーとの共闘もなんだか感慨深いものを感じます、後藤久美子のアクションもなかなかです、女刑事とのダンスをしながら敵を一掃したりと見所満載。そして多節カリスティック装備のボスとの一騎打ちのシーンは椅子、トンファー、棒と武器を変えながらのコミカル死闘は見応えしかありません。いや、面白い!
もちろん見所は中ボスとのストⅡコスプレバトルです。一体全体意味がわかりませんがとにかくチュンリーに扮したジャッキーの活躍はたまりませんね!ありがとう!
ただクールなトランプ男の見所がもうちょっと欲しかったところ、ジャッキーとのからみがないのが寂しいなぁ。
あと後藤久美子が倒した敵が落ちて人型した穴になるシーンは久しぶりに見て笑ってしまいました。今は見ない表現だなぁ…。
変な作品でしたが「ジャッキー映画のお子様ランチ」的な感じで僕は大満足でした。5点ですけどね。