7.巨匠ペキンパー晩年の作品。それだけに肩の力が抜けているというか、
序盤のコンボイ軍団vs保安官軍団の喧嘩のシーンなど、
ペキンパーらしさを感じる部分もあるのですが、全体的には微妙な空気が漂う作品です。
同時期の同じく中西部を行くドライバーvs執拗に食らいついてくる保安官モノとしては、
ストーリーを重視して見るジャンルでもないので、
コメディに徹した「トランザム7000」などの方が面白いです。
それでも広い広いアメリカを舞台にしたクルマの追いかけっこ映画には
アメリカ映画にしか出せない大らかな空気、スケールの大きさや楽しさがありますね。