《改行表示》29.《ネタバレ》 発想、アイデアがとても斬新で面白い映画です。『世にも奇妙な物語』を連想します。この壮大なドッキリは、映画だからこそ実現できるドラマですね。 ただ、尺が長すぎます。言うなれば、『世にも奇妙な物語』のロングバージョン。ありえない展開やサプライズ演出は、短時間で適度なバランスを保つからこそ、新鮮な驚きを感じるのだと改めて思います。これでもかって、たたみかければ良いってもんじゃないですよね。それにストーリー上も、バースデイプレゼントならば、せめて一日の出来事の中に収めてほしいものです。 また、ニコラスのほうはともかくとして、弟のほうはこれだけ尺があったにも関わらず説明不足感が否めません。彼のバックボーンがよく見えないため、兄弟間の絆の深さやその関係性がはっきり見えないのです。ですから、何故弟君がそこまで兄のために壮大な企画を大金をかけて計画したのか、肝心なところを観る人の想像力に任せてしまっています。 それに、肝心のこの企画、『自己啓発』も兼ねている部分がありそうですけど、完全に逆効果のような気もします。 綿密な事前のテストによって、ある程度の行動パターンは予測できると思いますが、『もし主人公がプランどおりに動かなかったら?』。そのときはきっとプランB、C、Dくらいまでは用意しているのでしょうね。だとしても、やはり、序盤のテレビ、それに銃撃、タクシー、メキシコにぽいってのは流石に無理があると感じるのですが、いかかでしょ? 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-10-25 13:33:23) |
28.ラストにはびっくり。わ、笑えないよー。そんなばかなー。車ごと海に転落したんだよ?ターゲット死んじゃうでしょうがあ。それに家財道具返してほしい。荒唐無稽にもほどがあるんだけど、役者陣が上手いのと、そこはフィンチャー、なめらかで深みのある映像でなんとか商品価値を保った作品ではあります。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-09-11 00:15:00) |
《改行表示》27.《ネタバレ》 本格サスペンスではなくダークな寓話なので細部にツッコミを入れても仕方のない映画ではあるのですが、それにしてもご都合主義の多い展開には参ってしまいました。事前に肉体と精神の綿密なチェックを行ったとはいえ、主人公を車ごと海に転落させて死なない保証など何処にもないし、仕掛人が手を回しきれなかった第三者が介入してくるリスクもあります。観客を騙したいのであれば、ウソに説得力を持たせる努力ぐらいはして欲しいところでした。論理的整合性を無視して突っ走った時点で、オチの衝撃度も薄れてしまうのです。フィンチャーの演出力や豪華な俳優陣によって映画全体は救われてはいるものの、脚本はイマイチですね。。。 ここからはオチを踏まえての感想となりますが、これは本当にハッピーエンドだったのかという点が引っかかりました。評論家の宮崎哲弥氏は本作を「自己啓発セミナーの映像化」と考えているようですが、私も宮崎氏の意見に賛成します。日本ではX JAPANのTOSHIやオセロの中島知子がその被害に遭っていますが、徹底的に個人の人格を破壊し、完全に真っ白になったところで「おめでとう、君は生まれ変わったね」と祝福して、コントロール可能な新たな人格を上書きするのが自己啓発セミナーの手口です。他人から本音をぶつけられる機会が少なく、財産を巡って身内に対してすら猜疑心を持っている富豪や有名人は、この手の心理的揺さぶりに弱いと言われます。相談できる相手がなく常に孤独であるため、揺るぎないと思っていた自分の価値観に自信を持てなくなると、人格が一気に崩壊してしまうのです。そう思って本作のラストを見ると、あまりのバッドエンドぶりに背筋が凍ります。高額なサービス料を自分も負担すると言い出す兄。これが弟とCRS社が仕組んだマインドコントロールの成果であって、今後も何かにつけて金銭的な負担を要求され、そのうちに身ぐるみ剥がされる運命だとしたら?一方的にクビを言い渡され、主人公を死ぬほど憎んでいるはずの出版社社長が笑顔で主人公を迎えていた点など、バッドエンドを匂わせる描写がいくつか仕込まれている点に注目なのです。ちなみに、世界最大の自己啓発セミナー組織であるランドマークエデュケーションは、本作の舞台であるサンフランシスコに所在しています。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-06-03 22:17:34) |
26.《ネタバレ》 観ている間は興味深く追って行けるのだけど、さすがにこのオチは無いだろうということでマイナスされる。仕掛ける側は念入りな打ち合わせで事を運べても、仕掛けられた側がどんな行動に出るかを完全に読み切ることは不可能でしょう。そういう意味では壮大なご都合主義的映画である。ただ、着眼はとても面白いと思う。仕事にしろ恋愛にしろ、どん底に落ちている時は「これが夢だったら…」とか「夢であってくれ」と思う。誰しも、そんなシチュエーションを一度や二度は経験している。それを「はい、夢でした」という結末で実体験させてくれるゲーム。思い上がった奴への「荒療治」として、コンセプトには賛同できるんですけどね。ストーリーには無理があります。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-14 02:03:36) (良:1票) |
25.実際にこんな会社があったとしても、まかり間違って事故を起こした時の保証が出来ない以上成り立たないだろうなあとか思いながら観ました。「セブン」のやるせない最後と比べ、「そうだったのかー」という風に無理矢理自分を「これで良かったんだ」と納得させたくなるサスペンスですね。あとやはり「ゲーム」というタイトルが良かった。これがもし「どっきりカメラ in USA」とかで、弟役がショーン・ペンじゃなく、野呂圭介とかだったら皆初めから疑ってみるでしょうしね。くだらない事言ってすいません・・・。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-20 14:23:22) (笑:1票) |
24.まさに一発もの、これほど見事な一発ものもなかなかないのでは? 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-08 14:37:06) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 悪戯にしちゃやり過ぎだろ。 あそこまで上手くいく仕掛けなんて有得ないと否定してしまえば 映画そのものが成り立たないと判っちゃいるけど 言わずにいられないもどかしさが際立つ作品だ。 【sting★IGGY】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-08-19 10:23:19) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 江戸川乱歩の「猟奇の果」の映画版って感じ。ただしあれは乱歩が苦し紛れにオチをつけた最低作品として有名なのでありますが。 【kiryu】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-26 18:14:20) |
21.シナリオがよくできていて、お金もかかった作品だとおもいます。演じる役者もいいし(ショーンペンの使い方もったいないぞー)、だけどもう一回みたいかと聞かれれば、もういいやと答える映画でした。 【kenz】さん 5点(2004-08-28 16:34:10) |
20.《ネタバレ》 こんなサプライズバースデーパーティは嫌だ~♪デビット・フィンチャーの『ゲーム』~♪ 【キュウリと蜂蜜】さん 5点(2004-07-23 23:28:40) |
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19.途中まではいい感じの映画だが、エンディングはガクッと脱力感を味わえた。 【くうふく】さん 5点(2004-07-21 14:19:17) |
18.そういうオチでめでたしめでたし、かぁ。「『セブン』の監督」という呪縛からは逃れられないか。 【マックロウ】さん 5点(2004-06-09 13:20:03) |
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16.本を書く上での御法度のひとつとして「夢落ち」というのがある。ラストで今までのはぜーんぶ夢でしたというものだが、この「ゲーム」もまさに同じテイストであり、ラストに至るまでの緊迫感やストーリー展開の秀逸さが、最後にすべて吹っ飛んでしまう。おしい映画。 |
15.《ネタバレ》 何でも有りならドッキリのプレート持って出てきてほしかった。 【モチキチ】さん 5点(2004-03-13 05:18:47) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 この監督の作品、セブンを観た時から感じていたのが、「観客を騙してやる!」とか「観客にショックを与えてやる!」とかいう攻撃型戦闘姿勢。良く言えば挑戦的。何はともあれ観客を翻弄しようと意識がよく伝わる。 いかに観客に「ゲーム」と思わせないか、その意図がわかるお陰で、残念ながらコチラも本気で「ゲーム」かどうかを心配する気持ちになれない。弟を撃った時でも、飛び降りた時でも、すべて「ゲーム」だ!と言ってしまう流れは説明不足。共に考えるというよりは、与えられているだけ。ラストの、ダグラスの友人達が「よかったよかった」と口々に言うシーンは”はい、これが真相ですよ、ドンデン返しはもうありませんよ”と意味する説明的情景過ぎ。とてもせつなくなった。「ゲーム」かどうかの知的要素やギミックをもっと張り巡らせ、観客との駆け引きをじっくりと楽しめば、ものすごい作品になった可能性を感じる。全編登場人物がヒステリックに叫びあげるだけでは物足りない。しかも、そのセリフがなんと説明的なコトか。最初に「こういうコンセプトの脚本を作れ!」というスタンスで作家に上手く起承転結をつけさせたストーリーに感じる。どうにも私は職業作家さんのまとめすぎる脚本が苦手なので、まあ、厳しい評価。 【夢の中】さん 5点(2004-02-01 02:01:10) |
13.《ネタバレ》 ここまでやられて、「ゲームでしたあ!」と言われても、まだ信じられないし、人間不信になって、精神が壊れそうだよ。嘘だあっていう偶然が多いしね。他のタクシーに乗ってたらどうしたの?彼女の家がつくりものだって気づかなかったら???この後味の悪さがウリなんだろうけどねえ。 【しょりちゃん】さん 5点(2003-11-18 13:50:00) (笑:1票) |
12.あまり後味よくなかった映画。えーっ、なんだよ!って感じ。そこまでするの?とか。まあ見なけりゃよかった、とかではないが、すきっとしなかった分減点してみます。 【かりぶ】さん 5点(2003-11-05 12:38:13) |
11.まあまあ面白いんだけど、決して好感を持てない映画でした。全体のトーンと、登場人物の魅力の無さですね。最後のどんでん返しにはたまげたけど、「だから何?」って感じ。心に残るものがひとつもない、ただの騙しオチ。 【ともとも】さん 5点(2003-05-09 21:01:05) |
10.マイケル・ダグラスに感情移入すればするほど、面白いと思うんだけどなぁ 【april】さん 5点(2003-05-06 19:06:17) |