31.《ネタバレ》 この作品って評価高いんですよね。
でも生理的に合わないだろうなぁと後回しにしていました。
やはり合わなかった・・
しかも生理的になのではなく演出的になんとも思わなかった。
最近こういう込み入った精神にくる映画を観ているので慣れてきたのか、
それともあまりにストレートすぎて推理とかの面白さがなかったのか・・
題名からしてesというのはそのまんまじゃあないですか。
ミスチルの曲でesという曲がありましたが・・
その曲が好きで曲が流行ったころ(自我)の意味を知ったのですが、
この作品の題名を見た瞬間すぐにわかってしまいました。
ので過度の生理的な嫌悪感と心理描写の演出への期待感がありました。
ドイツ語のesと精神分析語のesと映画の題名は同じなのかは知りませんが、
私はこのふたつをかけた言葉だと思います。
暴力はいけない・・
そういうルールで始まってはいるものの、
どこまで自分をコントロールできるか、
看守のグループのほうに注目していました。
先入観からかドイツ=ナチなら人体実験とか妄想してしまい、
よほど問題映画に違いないと勝手に思い込んでいましたから、
このくらいの描写なら「フルメタル・ジャケット」のほうが残忍ではと・・
もちろん題材が戦争映画なのでそれと比較はできないのですが、
やはり演出という点では囚人グループの精神描写は描けていても、
看守グループのほうが今イチでした。
結局は大元の研究グループのずさんさからあんなことになってしまったのですが、
ずさんだから悲劇が起こり明るみに出たという結果論も・・