《改行表示》15.《ネタバレ》 こういう映画に点数を付ける時は困ってしまう。非常に奇妙な(ある種冒険的な)画面構成がふんだんに採られていたり、登場人物たちの抱えている問題を様々なカタチで描写し、最終的にはピースがカチリと当て嵌るような解決を見せてくれる。これだけで考えるとすごく優れた映画だと思います。でも私はそれほど楽しめませんでした。単に自分の感性に合わなかったと言えば簡単なんですが、それでは何も考えていないことになりますので、何で映画に乗り切れなかったのか思案してみました。 家族という題材は誰にとっても"仕事"や"恋愛"に並ぶ位身近な話です。そして壊れてしまった家族の再生という話も、誰にでも起こり得る話ですから、それが解決する瞬間はとても観ていて嬉しいものです。 ただ個人的にはこの映画にはリアリティが欠如しているなと強く感じました。それは別にテネンバウム一家が個性的過ぎるからということではありません。別に寓話的に家族を描けばどんなに変人一家でも話にはリアリティは出ると思います。私が引っかかったのは「そんなに簡単に家族って再生するか?」ということです。家族をずっと放ったらかしにしていたロイヤル・テネンバウムはクズ人間で、彼は家族との絆を取り戻そうと色々手を尽くしますが、その方法や描写が何というか軽い。深刻さが全く伝わってこない。本当に心の底からおまえ家族に戻りたいと思ってんの?って感じがします。 実際にバラバラに離れてしまった家族が仲を修復しようとすると、もっと峻烈だと思うんですよね。これは実際に家庭問題で大変だった人を見た経験があると尚更。意地悪な言い方をするとテネンバウム一家の出来事は家族修復"ごっこ"にしか見えない。コメディたからこの位が丁度いいんだよ!と言われればそうと思いますが、誰にとっても身近な家族という存在を描いたからこそ現実味がもっと欲しかったように思います。 それからオープニングクレジットでキャストの豪華さにウキウキしましたが、観てみるとそれほど彼らの面白さが活きていなかったなあという感じも否めません。ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンなんて今を代表するコメディ俳優の共演なのに、それほどイキイキと演技しているようにも見えませんでしたし、笑った場面も少なかったです。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-01-27 09:49:41) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 天才たちを子供に持った設定があまり意味を成していなかったような気がする。 家族不幸+その張本人の父が家族との関係を取り戻す話なのに、その背景がなぜかうまく伝わってこない。 家族みんな不幸のせいなのか無気力・無表情なので彼らへの思い入れがわいてこない。 さらに、彼らの不幸エピソードで笑いをとるはずが、狙ったところで全く笑えなかった。 本当はここで観客を引き込まなければならないので、乗れなかったせいで残りは苦痛な時間となってしまった。 一方でロイヤルのクソぶりがあまり伝わらなかったせいで、「どうしてここまで嫌われるの?」という同情で彼を見ていた。そのせいで最後はちょっと幸せに死んでいったのは救いとなったが、明らかに解釈を間違っているということは分かっている。でももう一回見る気は起きないな。長いし・・・ 【飴おじさん】さん [地上波(字幕)] 5点(2009-03-29 23:00:34) |
13.一風変わった大家族を文芸的に、そしてシュールに描いています。こういう変わった立ち位置の作品は嫌いじゃないです。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-11-30 22:13:10) |
12.家族のドタバタも話題にしたわりには、こじんまりとまとめってしまっているのが残念。こんなけのキャストを揃えたんだから、もっとはじけても良かったのでは。 【tantan】さん 5点(2005-03-01 01:23:59) |
《改行表示》11.導入部の雰囲気は、さながら、イギリスかフランスあたりのヨーロッパ作品を思わせる のだが、フランス映画の「奇人達の晩餐会」のようなエキセントリックなコメディかと 思いきや、どちらかというと、ドラマ重視の作風であった。 鑑賞後の感想として、細かい点は全く違えども、大きな雰囲気としては、市川準監督の邦画の秀作「大阪物語」を思わせるコメディタッチの人間ドラマという印象。 古くは「スティング」や、近作で「ベイブ」に見られるような、「チャプター割り」 が、本作ではうまく効果を発揮している。小気味よく「切り」を与えていて、ダラダラと流れる間を与えず、一歩手前で、キリっと節目を付けて、テンポ良い構成を実現している。このあたりの演出は素晴らしく、観手にとっても大変、ありがたい。 言い換えれば、この「チャプター割り」が、「無い」、もしくは、「もう少し長め」であったなら、この作品、鑑賞に堪えなかったかもしれない。 ゴースト・バスターズのビル・マーレーが控え目な役で出演している。 【あむ】さん 5点(2004-06-06 23:08:38) |
10.一度だけ笑ったシーンがあるが、そのシーンが何だったか忘れている。絵的には好みだけど、笑いが細かすぎて、漫然と見ていたのは失敗だった。だから、もう一度見れば良いんだろうが、最近夜眠くって…。 【クルイベル】さん 5点(2004-04-22 09:18:07) |
9.《ネタバレ》 んー、良くわからなかったです。わかる必要はないんですかね?最初から最後までロイヤルに対する嫌悪感を拭い切れなかったのが楽しめなかった理由かもしれません。同じハックマンでも『スケアクロウ』では改心(?)してたので、抵抗はなかったんですが…。ベン・スティラーの「つらかったんだ、父さん」にはジンときました。 【虚学図書之介】さん 5点(2004-04-18 22:19:31) |
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8.期待していたがイマイチだった。どうも登場人物たちが好きになれなかったせいだと思う。グウィネスのメイクもきつかった。内容は良いのだけれど。でもこういう映画もありかなとは思う。 【ゆきむら】さん 5点(2004-03-30 15:08:48) |
【紅蓮天国】さん 5点(2004-02-16 14:14:22) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 序盤のヘイ・ジュードが流れる天才たちの子供時代のエピソードは良かったね。それが全てとは言わないが、そこにいい部分が集まっちゃって、あとは失速している感じ。あとはジャージ親子くらいか、見るべきとこは。ベン・スティーラーとオーウェン・ウィルソンを見てたら、ズーランダーを見たくなった。比べるべきものではないかも知れないけど、私はズーランダーのほうが何倍も好き。 【ダブルエイチ】さん 5点(2003-12-16 17:44:27) |
《改行表示》5.ビートルズの『ヘイ・ジュード』をバックに、”天才”の子供たちの生い立ちを説明するシーンは、何が始まるのかドキドキさせてくれるものがあった・・のだけれど、ちょっと面食らってしまいました。この映画をおもしろおかしい映画と思って観に行ったのだけれど、全然違って、「家族の再生」をテーマにした人間ドラマだったみたい。 グウィネス・パルトロウが、小さい頃に指を一本切り落とされた元天才脚本家で、今は浮気を繰り返しているダメ女を演じてるのですが、この姿は結構衝撃かも・・。これがあの、『エマ』の人!?って思うくらい。というか、キャストロールを見ないとグウィネスが出ているのかどうか分からないくらい・・。あと、アンジェリカ・ヒューストンが恐い(笑) 【ムレネコ】さん 5点(2003-11-14 20:30:42) |
4.映像は本の1ページ1ページで本当にいい。ストーリーは力不足でした。脚本を誰かにまかせれば名作を作れる監督なのでは。監督の世界観大好きです。テネンバウムズ・・・どういう意味?「天然」? 【チューン】さん 5点(2003-06-10 12:39:36) |
3.うーん。内容的にはあんまり・・・けど、なんかカワイイ感じなのでまーまーって事で5点。 【うさぽん☆】さん 5点(2003-06-07 23:06:32) |
2.ベン・ステイラーとその息子かわいすぎ。めっちゃつぼでした。 【ピペリカム】さん 5点(2003-05-24 01:30:21) |
1.1・2章で一家に出入りしてた少年の印象が弱く途中まで誰か分からなかったのは残念。作品全体の色と登場人物の個性・演技、段落分けなどその辺は楽しめた。次の日「ああ・・・思ったより面白かったな」と少し記憶に残る。 【恥部@研】さん 5点(2002-12-03 17:12:23) |